うちわ工房見学3

うちわの縁を貼っていきます

栗川商店さんのうちわ工房見学のパート3です。

前回のブログでは、うちわの型抜き工程までご紹介しました。

今回は、その後の工程です。

型を抜いたうちわのフチに紙を貼っていきます。

結構細かい仕事ですが、器用にやっていかれます。

見事なもんですね。

柿  渋  で  す

最後に柿渋を塗るそうなんですが、柿渋を塗る職人さんが不在の為残念ながら、塗る工程は観れませんでした。

栗川社長が柿渋を持ってきてくれました。

写真の深皿に入った液体が柿渋です。

これも自家製だそうです。

私もなめてみましたが、柿渋というくらいなんでほんとに渋いかなと思っていましたが、無味無臭。

柿タンニンが体によいそうです。

柿渋を塗ると虫が寄ってこない、防虫効果があるそうです。

こんな感じで伝統工芸品の来民うちわが出来上がっていきました。

竹骨製作から紙を貼って、型抜いて、フチ紙貼って、渋塗ってといくつもの工程を経て一つのうちわが完成します。

この伝統技を絶やさないようにしていただきたいですね。

ちなみに、画像の中の柿渋が入った深皿の前にあるうちわは昭和4年に作ったうちわだそうです。