うちわ工房見学3
投稿日:2017/07/12
うちわの縁を貼っていきます
栗川商店さんのうちわ工房見学のパート3です。
前回のブログでは、うちわの型抜き工程までご紹介しました。
今回は、その後の工程です。
型を抜いたうちわのフチに紙を貼っていきます。
結構細かい仕事ですが、器用にやっていかれます。
見事なもんですね。
柿 渋 で す
最後に柿渋を塗るそうなんですが、柿渋を塗る職人さんが不在の為残念ながら、塗る工程は観れませんでした。
栗川社長が柿渋を持ってきてくれました。
写真の深皿に入った液体が柿渋です。
これも自家製だそうです。
私もなめてみましたが、柿渋というくらいなんでほんとに渋いかなと思っていましたが、無味無臭。
柿タンニンが体によいそうです。
柿渋を塗ると虫が寄ってこない、防虫効果があるそうです。
こんな感じで伝統工芸品の来民うちわが出来上がっていきました。
竹骨製作から紙を貼って、型抜いて、フチ紙貼って、渋塗ってといくつもの工程を経て一つのうちわが完成します。
この伝統技を絶やさないようにしていただきたいですね。
ちなみに、画像の中の柿渋が入った深皿の前にあるうちわは昭和4年に作ったうちわだそうです。